チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ウラギンシジミ属ウラギンシジミ,学名:Curetis acuta paracuta,かのんの樹木図鑑>渓舟の昆虫図鑑
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ウラギンシジミ

チョウ目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ属
学名 : Curetis acuta paracuta
発生時期 5〜10月(年2〜3化),成虫で越冬
分   布 本州(福島県以南)・四国・九州・奄美諸島・八重山諸島
食 べ 物 マメ科(クズ,フジ,ヤマフジ,エンジュetc)植物の主に花,つぼみ(幼虫)
参考文献
(1) 猪又敏男,山渓フィールドブックス5蝶,山と渓谷社,2006年


2012.7.22 岡山県自然保護センター
ウラギンシジミ(オス,春型)
オスの翅の表面にはオレンジ色の紋がある。春型は前翅の先端が丸い。
2005.10.16 岡山県「自然保護センター」
ウラギンシジミ(メス,秋型)
メスの翅の表面には白色の紋がある。秋型は前翅の先端が尖る。
2005.10.28 岡山県「自然保護センター」 2005.6.2 岡山県吉備中央町
まだ冬には早いが,成虫はこのようにじっとして越冬する。かならず頭を葉先に向ける。また,通常は4本足でとまるが,疲れてくると6本使うこともある。 アリに群がれているウラギンシジミ。この後,カメラに驚いて飛び立ったが,それまではじっとアリの攻撃に耐えていた。シジミチョウとアリとの間には深い関わりがあることが知られているが,それとこれの様子が関係あるかは不明。
2007.3.4 岡山市半田山植物園
春の陽気の中,越冬したウラギンシジミが飛翔している姿を見かけた。時折,何かに止まっては,翅を広げ日光浴している。白い紋はメスの特徴。
この日は,キチョウ,テングチョウなど越冬したチョウをいくつか目撃した。
2012.8.9 岡山県高梁市成羽町「夫婦岩」
クズの花と葉についていた幼虫。
国内に近縁種はおらず見分けやすい。
成虫は花に来ることはむしろ珍しく,完熟した果実や,動物の糞などに好んで集まる。また,人の汗を吸いに来ることもある。

◇「わたしの研究 葉の裏で冬を生きぬくチョウ ウラギンシジミ10年の観察」高柳芳恵・文 村山純子・絵(偕成社)という子供向けの本があります。大変素晴らしい観察記録に感激しました。
私が何気なく見過ごしてきたことにも,著者は,疑問を抱き,その解決に向けて粘り強く観察を続けています。お勧めの1冊。
名の由来
翅の裏が銀色を帯びることに由来する。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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