ショウジョウトンボ

トンボ目 不均翅亜目 トンボ科 ショウジョウトンボ属
学名 :Crocothemis servilia
発生時期 4〜10月 ※1
分   布 北海道(函館),本州,四国,九州,南西諸島 ※1
備   考 平地の池や沼に発生する。 ※1
参考文献
・日本産トンボ幼虫・成虫検索図説(東海大学出版会)P110 ※1
・トンボの不思議(動物社)新井裕著
・トンボのすべて(トンボ出版)井上清・谷幸三共著

H17.6.26 岡山県「自然保護センター」 H17.6.26 岡山県「自然保護センター」
成熟したオスは,真っ赤に色づく。胸部・腹部にめだった斑紋はない。
水辺の植物の先端などにとまり,縄張りを形成する姿をよく見かける。
H17.6.6 岡山県「大平山」 H17.6.6 岡山県「大平山」
メス。
H17.6.26 岡山県「自然保護センター」 H17.6.26 岡山県「自然保護センター」
H17.6.6 岡山県「大平山」 H17.6.6 岡山県「大平山」
H17.6.6 岡山県「大平山」
腹部は側稜が発達し,やや太身。翅の基部には,斑紋がある。縁紋(えんもん)もはっきりしている。
2006.8.9 岡山県「高梁美しい森」 2006.6.18 岡山県「自然保護センター」
必死で縄張りを守っていた。しかし,40度近い真夏…腹部を立てるのは,少しでも日光があたる面積を減らすためらしい。 羽化中のショウジョウトンボ。
羽化はふつうは夜間に植物の茎や護岸壁などで行われ,夜明けを待って飛びだつ。(※1)
H16.10.31 岡山県「大平山」
池沼,湿地,湿原,水田,水郷地域の溝など広範囲な止水域にすむ。(※1)


ショウジョウトンボの,「ショウジョウ」とは「猩々」を意味する。猩々とは,「酒をたしなみ、酔ってたわむれる妖精の面」を指し,その面は真っ赤な顔をしている。能には詳しくないのでよくは分からないが,ショウジョウトンボの赤さを能の面になぞらえたようだ。
(注)作者は昆虫の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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