カメムシ目 イセリアカイガラムシ科 | |
学名 : | |
発生時期 | 年に2〜3回発生する。 |
分 布 | 本州・四国・九州・南西諸島 |
食 べ 物 | 柑橘類・ナンテンなどに多く寄生する。 |
参考文献:旺文社 野外観察図鑑 昆虫 参考文献:小学館の図鑑NEO 昆虫 |
H16.6.6 岡山県「自然保護センター」 | |
おそらくミツマタの木だったと思う。 |
カイガラムシって昆虫なの?何の仲間?足はあるの?歩けるの?目は,口は?何を食べているの? たまに見かけるが,木のためには良くないだろうと,駆除しておしまい…そういう人が多いのではないだろうか。かく言うわたしもその1人であった。 しかし,この極めて不思議な生き物を害虫としてでなく,生き物として心に止めたとき,たくさんの疑問が湧いてくる。 結論から言うと,カイガラムシは昆虫である。大きく言うと半翅目というカメムシの仲間に属する。口吻を幹に差し込み木の汁を吸って生きている。 オスにはサナギの期間があり,なんと成虫には翅まであるという。 我々がふつう目にするのは,雌の成体である。雌は生涯を通じて翅をもたない。こんなものがどうやって木から木に移動するのか…全く想像もつかない。 雌の背中にある白いものは,綿状の物質でわたしが理解するには「卵のう」,つまり卵を保護するためもののようである。オスはほとんど発生せず,アブラムシのように単為生殖するらしい。 |
(注)作者は昆虫の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。