ウスタビガ

 
■ 分  類 チョウ目 ヤママユガ科 ヤママユガ亜科
■ 学  名Rhodinia fugax
■ 発生時期10〜11月(年1回、卵越冬)
■ 分  布本州、四国、九州
■ 大 き さ開帳 オス75〜90o メス80〜110o
■ 食 べ 物ブナ科(コナラ、クヌギ、カシワ)バラ科(サクラ)カエデ科、カバノキ科、ニレ科(エノキ)
ウスタビガ(成虫)

2016.11.9 岡山県吉備中央町(成虫)

ウスタビガ(幼虫)

2005.5.29 岡山県和気町(幼虫)

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■ 備    考
黄褐色の地に、銀色の紋が特徴的なヤママユガの仲間。

幼虫は、黄緑色の芋虫で、刺激すると「キュッ!キュッ!」と音をたてる。

蛹は「ヤマカマス」と呼ばれる黄緑色の繭におさまる。
私の観察では、蛹化後しばらく、刺激すると「チッ、チッ」と発声していた。
枕草子の一節『みのむし、いとあはれなり。…八月ばかりになれば『ちちよ ちちよ』とはかなげに鳴く』の「みのむし」は、もしかするとウスタビガの繭なのではないのだろうか。
8月は、少し本種の蛹化時期より遅いかもしれないが、当時との気候の違いもあるだろうし、時期を指定している点でも本種である可能性が高いように私は思うのだが。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布し、普通。
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