■ 分 類 | チョウ目 スズメガ科 ウチスズメ亜科 |
■ 学 名 | Marumba sperchius |
■ 発生時期 | 6月、7〜8月(暖地では年2化) |
■ 分 布 | 北海道,本州,四国,九州,南西諸島 |
■ 大 き さ | 開帳90〜115o |
■ 食 べ 物 | ブナ科(コナラ、クヌギ、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、ツブラジイなど) |
2020.5.19 岡山県吉備中央町上野
2005.9.16 岡山県吉備中央町
■ 備 考 |
モモスズメと模様が似ているが、本種の方が概して体色が淡い。この枯葉のような色合いが「クチバ(朽葉)」の由来だろう。また、モモスズメは、後翅が紅色を帯びるが、本種は前翅よりも濃い褐色である。
なお、近縁にヒメクチバスズメがいる。これは本種と似るが小型で、後翅後角にある2紋が大きく、接している。 本ページ下部の「Gallery」2枚目の写真は色合いからモモスズメにも見えるが、横線の特徴はクチバスズメに一致している。 幼虫はブナ科食。全身に顆粒が多く散布され、ざらついた感じの強い芋虫。ネット上などで複数の写真を見ると、第1腹節の斜条が太いものが多いが、トップの個体はそうでないのがやや気になるが、その他の特徴から本種と考えている。 |
■ 岡山県の情報 |
岡山県では全域で普通に見かける。私の住む吉備中央町でもごく普通に目にするスズメガである。
近縁のヒメクチバスズメは、山地性で北部に限られる。 |