■ 分 類 | チョウ目 スズメガ科 スズメガ亜科 |
■ 学 名 | Sphinx caliginea |
■ 発生時期 | 4〜6月、8〜9月(年2化) ※筆者の観察例を含む。 |
■ 分 布 | 北海道,本州,四国,九州 |
■ 大 き さ | 開帳60〜72o |
■ 食 べ 物 | マツ科(アカマツ、クロマツ、エゾマツ、ゴヨウマツ) |
2021.4.18 岡山県吉備中央町(成虫)
2019.8.21 岡山県真庭市津黒(成虫)
2020.4.17 岡山県吉備中央町上野(成虫)
2018.8.4 岡山県吉備中央町上野(幼虫)
■ 備 考 |
マツ類を食草とするスズメガ。
和名の通り、全身が灰褐色だが、体色には変異があり、赤っぽい個体も普通に見かける。 マツクロスズメと近縁。幼虫では違いがはっきりするが、成虫を外見から区別するのはかなり難しいらしい。 なお、マツクロスズメは、山地性でカラマツを食草とし、岡山県内には分布しない。 |
■ 岡山県の情報 |
岡山県全域に分布する普通種だが、目にする機会は意外に少ない。
ライトトラップや街灯下で見つけることは少なく、本種は集光性が多種に比べて弱いのではないかと私は思っている。 トップ写真の幼虫はアカマツから採取し、飼育した。羽化した成虫は展翅標本にしている。 2020年は、4月17日が初見日。 2021年も、4月17日が初見日。まったく不思議だが、これは意外とよくある。 |