エビガラスズメ

 
■ 分  類 チョウ目 スズメガ科 スズメガ亜科
■ 学  名Agrius convolvuli
■ 発生時期5〜11月
■ 分  布北海道,本州,四国,九州,南西諸島
■ 大 き さ開帳80〜105o
■ 食 べ 物ヒルガオ科(サツマイモ、ヒルガオ、アサガオ)
エビガラスズメ(成虫、オス)

2019.8.30 岡山県吉備中央町(オス)

エビガラスズメ(成虫、メス)

2015.9.2 岡山県高梁市巨瀬(メス)

エビガラスズメ(幼虫)

2005.10.11 岡山県高梁市有漢(幼虫)

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■ 備    考
翅は何ともとらえどころのない模様だが、腹部背面の赤・黒・白のダンダラ模様を見ると本種であることはひと目で分かる。
なお、翅の模様はオスのほうが明瞭である。
幼虫はサツマイモ畑でおなじみの芋虫。その色彩は変化に富み、褐色型や緑色型、中間型などがある。ただし、4齢まではほぼ全て緑色型らしい。
また、畑を耕していると、長い小腮環(しょうさいかん)をもった本種の蛹を目にすることがある。小腮とは「小あご」のことで、要するに、チョウではあの長いストロー状の口吻である。
ちなみに、英名は、Sweetpotato hornworm。「サツマイモにつく角のあるイモムシ」という意味。ここでいう角とは、幼虫の第8腹節にある「尾角(びかく)」であり、スズメガのなかまの幼虫に共通した特徴である。ちなみに、これで刺したり、毒があったりということはないので、触れても大丈夫である。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に分布し、普通。
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