ウスミドリコバネナミシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 ナミシャク亜科
■ 学  名Trichopteryx miracula
■ 発生時期3月
■ 分  布北海道、本州、四国、九州
*日本固有種
■ 大 き さ開帳 オス26〜31o メス24〜27o
■ 寄主植物不明

【1】2020.3.9 岡山県吉備中央町吉川

【2】2020.3.1 岡山県高梁市松山

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■ 備    考
早春に出現するナミシャク。
和名の通り、前翅の前縁から胸部背面がほんのりと緑色を帯びる個体もある。
中横線、外横線が帯状になる個体と、そうでない個体がある。
横脈紋は、黒い線状で明瞭、外横線に接する。
後翅は、白色で極めて薄い。
雌雄とも触角は糸状。メスはオスに比べて、翅幅がやや広く、翅頂が丸みを帯びる。Gallery【2】はメスか?
トップ写真【2】は、ライトトラップに飛来した個体。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で本種であると助言していただいている。

ウスベニスジナミシャクに斑紋はよく似ているが、実物を見ると本種の方が、明らかに大きいのでそれほど迷わない。
■ 岡山県の情報
岡山県北部から中部にかけて分布するが少ない。南部からはここ数十年間、記録がない。
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