オオハガタナミシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 ナミシャク亜科
■ 学  名Ecliptopera umbrosaria
■ 発生時期5〜6月、8〜10月(年2化)
■ 分  布北海道、本州、四国、九州、南西諸島
■ 大 き さ開帳 ♂26〜60o、♀27〜34o
■ 食 べ 物ブドウ科(ノブドウ、エビヅル、ツタ、サンカクヅル、ヤブカラシ)
オオハガタナミシャク(成虫)

2021.4.4 岡山県吉備中央町上野

オオハガタナミシャク(成虫)

2019.9.7 岡山県高梁市

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■ 備    考
ハガタナミシャク(Eustroma melancholicum)に似るが、本種のほうが小型。
また、内横線と外横線の鋸歯が浅く、連結することはない。オオハガタでは、一部で連結する。
和名については「オオ」が付く本種の方が小型なのは違和感がある。
大きさや色彩の濃淡については、変異の幅が大きいが、内横線や外横線、翅頂付近の斑紋は安定した形質のようだ。

ソトキナミシャク(E.pryeri)に雰囲気が似るが、内横線や外横線の特徴から区別できる。なお、ソトキナミシャクは、岡山県では北部のみに分布し、筆者はまだ見たことがない。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布し、普通。
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