ミカヅキナミシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 ナミシャク亜科
■ 学  名Earophila correlata
■ 発生時期3〜4月(年1化、蛹越冬)
■ 分  布本州(関東地方以西)、四国、九州
■ 大 き さ開帳 30o内外
■ 食 べ 物バラ科(ノイバラ、サンショウバラ)
ミカヅキナミシャク(成虫)

2020.3.26 岡山県吉備中央町吉川

ミカヅキナミシャク(成虫)

2020.3.19 岡山県吉備中央町上野

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■ 備    考
早春に出現するナミシャク。
色彩は変異に富むが、内横線と外横線に沿って暗色帯があり、その間が最も淡色の帯となるのが特徴。
さらに、その淡色帯のやや外寄りに、明瞭な横脈紋がある。
触角はオスは櫛歯状、メスのは微毛状。
■ 岡山県の情報
岡山県南部に記録はあるが、ここ数十年間の記録がない(岡山県野生生物目録2019)。
筆者は、2007年に本種を岡山県中部で確認していたのだが、当時はその認識もなく、採集していない。  
2020年3月19日、自宅に設置したライトトラップに朝方に飛来していた。もっとよい状態で撮影したかったのだが、逃げられては元も子もないので、そのまま撮影し、採集した。
同年3月26日にもライトトラップに1頭が飛来。採集した。3月29日さらに飛来。  
2021年も4月3日にライトトラップに1頭が飛来したので、採集した。
個体数は多くないようだが、毎年、一定数が飛来するようだ。
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