テンモンチビエダシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 エダシャク亜科
■ 学  名Ocoelophora lentiginosaria
■ 発生時期5〜6月、8〜9月(年2化)
■ 分  布北海道、本州、四国、九州、対島
■ 大 き さ開帳 22〜25o
■ 食 べ 物オシダ科(クマワラビ、ベニシダ)の葉
テンモンチビエダシャク(成虫)

【1】2021.9.30 岡山県吉備中央町上野

テンモンチビエダシャク(成虫・展翅)

【1】2021.9.30 岡山県吉備中央町上野
※同一個体

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■ 備    考

エダシャクの一種。
全体は淡褐色で、黒褐色の斑紋が散らばっている感じ。
よく見ると、黒点は線状につながり横線を形成している。
中横線は、最も不明瞭だが、前・後翅とも部分的に太い帯状となる。
前翅は、M3脈で突出、後翅外縁は鋸歯状を呈する。

和名の「テンモン」は、おそらく数個の黒点が集まって紋を形成する様子に由来しているのだろう。
ただ「チビ」と名が付くほど小さいとは思わないが…。
ヤガ科カギアツバ亜科に、同じく「テンモン」が付くテンモンシマコヤガ Sophta ruficeps がいる。
■ 岡山県の情報
岡山県中部で記録があるが、近年は未記録。(岡山県野生生物目録2019)
筆者は、岡山県中部(標高363m)で、ライトトラップに飛来した本種を採集した。
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