ミスジツマキリエダシャク

 
■ 分  類 チョウ目 シャクガ科 エダシャク亜科
■ 学  名Xerodes rufescentarius
■ 発生時期4〜6月、7〜8月(年2化)*中部地方の情報
※筆者は3月11日に本種を採集した。
■ 分  布北海道、本州、四国、九州、対馬、種子島、屋久島、トカラ列島
■ 大 き さ開帳 33〜40o
■ 食 べ 物ヒノキ科(スギ、ヒノキ、ハイネズ)マツ科(アカマツ、カラマツ、トドマツ)
*針葉樹に固有
ミスジツマキリエダシャク(成虫)

【1】2020.5.2 岡山県吉備中央町湯山

ミスジツマキリエダシャク(成虫)

【2】2020.3.19 岡山県吉備中央町湯山

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■ 備    考
和名の示すとおり、3本の横線が目立ち(ミスジ)、前翅外縁の中央部が突出することから、翅頂部が欠けて見える(ツマキリ)。
ただし、体色の濃淡は変異に富み、トップ写真【1】のように外横線の外側が淡色であるとは限らないので注意が必要。
モンシロツマキリエダシャクに似るが、本種は外横線が強く屈曲することで容易に区別できる。
 
幼虫は、針葉樹に固有で、スギの害虫として知られる。
■ 岡山県の情報
岡山県全域で普通。
2020年3月、吉備中央町でのライトトラップに飛来した。付近にはスギ、ヒノキの人工林がある場所だった。
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