スカシカギバ

 
■ 分  類 チョウ目 カギバガ科 カギバガ亜科
■ 学  名Macrauzata maxima
■ 発生時期5〜7月、8〜10月
■ 分  布本州、四国、九州、南西諸島
■ 大 き さ開帳 45〜60o
■ 食 べ 物ブナ科(コナラ、クヌギ、ウバメガシ、アラカシ)スイカズラ科(カンボク)
スカシカギバ(成虫)

2011.8.8 高知県

スカシカギバ(幼虫)

2003.9.23 岡山県総社市

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■ 備    考
 前翅中央と、後翅の基部付近に鱗粉のない透明な「窓」をもつ蛾。これを見て「ドクロ」を連想する人も多いのではないだろうか。
 幼虫は中齢までは黒色だが、終齢では前胸部、第1〜6腹節付近に白色部を生じ、おまけに体を2つ折りにする念の入れようで、鳥の糞に擬態する。
 鳥の糞に擬態していると思われる昆虫は数々あるが、本種の幼虫が最高傑作だと思う。
 本種の発生時期について、8月までとするものと、10月までとするものが見受けられるようだ。私の観察では少なくとも2回、10月中の記録があるので、本ページでは10月までの説に従う。
■ 岡山県の情報
岡山県全域に広く分布し、普通。
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