ヒトツメカギバ

 
■ 分  類 チョウ目 カギバガ科 カギバガ亜科
■ 学  名Auzata superba
■ 発生時期6〜10月 (年2化)
■ 分  布北海道、本州、四国、九州、対馬
■ 大 き さ開帳 30〜45o
■ 食 べ 物ミズキ科(ミズキ、クマノミズキ)
ヒトツメカギバ(成虫)

2022.9.18 岡山県吉備中央町

ヒトツメカギバ(成虫)

2004.9.19 岡山県吉備中央町

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■ 備    考

本種の特徴は、眼状紋がいびつな楕円形であること。また、黄土色の縁取りがあり、それが後縁に流れるように続く。
後翅には、灰白色の淡い黒斑が連続して中央線をなす。
カギバガのなかまであるウスギヌカギバモンウスギヌカギバは、明らかに斑紋が異なるものの、雰囲気が似ている。
本種の幼虫は、ミズキやクマノミズキの葉を2つ折りに綴り、中に潜み、夜間に出て摂食する。

なお、よく似た名前の蛾にシャクガ科ヒメシャク亜科のヒトツメオオシロヒメシャク(右写真)がおり、私はよく混同してしまう。
■ 岡山県の情報
岡山県中部、北部で普通。南部では少ない。(岡山県野生生物目録2019)
吉備中央町では、時々見かけるが決して多くはないという印象。ウスギヌカギバよりは珍しい。
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