■ 分 類 | チョウ目 ハマキガ科 ハマキガ亜科 |
■ 学 名 | Pseudeulia asinana |
■ 発生時期 | 4〜5月(年1化) |
■ 分 布 | 北海道、本州、四国、九州 |
■ 大 き さ | 開帳 22〜28o |
■ 食 べ 物 | 不明 |
【1】2021.4.14 岡山県吉備中央町上野
【2】2022.4.28 岡山県真庭市蒜山下和
■ 備 考 |
ハイジロハマキと混同され、同種と考える説もあるようだ。
名前の通り、本種のほうが一回り大きい(ハイジロハマキは17〜25o)。また、ハイジロハマキの方が中帯が発達し、途切れないとのこと。 上の個体【1】については、開帳22.5oで微妙なところだったが、中帯が不明瞭であることから、オオハイジロハマキと判断した。一応、採集し展翅標本にしている。 個体【2】については、開帳28.5oで大きさ的には紛れもなくオオハイジロハマキである。…が、中帯はむしろ明瞭で、これはハイジロハマキの特徴に一致する。 標準図鑑の展翅写真では、オオハイジロハマキの方が後翅が黒っぽいようにも見える。【2】の展翅をしてみると、かなり黒っぽい。 |
■ 岡山県の情報 |
岡山県北部から中部にかけての山地に生息するが少ない(岡山県野生生物目録2019)。
2022.4.28、岡山県津黒高原でのライトトラップには本種と思われる個体が複数頭、飛来したので、もう少し観察例を増やして、ハイジロハマキ、オオハイジロハマキの決着をつけていきたい。 |