アブラムシ
(クリオオアブラムシ)

平成16年2月8日
まずは,これをご覧下さい。なんだと思います?おそらくコナラだったと思うのですが,木の幹に黒光りする小さなつぶつぶが1m〜2mにわたり無数に見えます。
この時は,高い位置だったため,はっきりとと確認できませんでした。
しばらく歩いたところで,同様のものを,今度は近寄って見られる位置で見つけました。
なんなんだ〜!これは…  さらにアップすると…
 手も足もなんにもない米粒のようなつぶつぶが無数にあります。よく見ると,所々にアブラムシらしきものの死体が…
 ということは,これはアブラムシの卵?でも,アブラムシって確か,胎生じゃなかったけ…? 不思議に思いつつも,とりあえず何個がつぶしてみたら,黒い汁がジュワッとでるだけ…。さすがに,気持ち悪いのであとは家に帰って図鑑で調べることにしました。
 我が家にあるアブラムシの本は…
 全農教出版の「校庭のクモ・ダニ・アプラムシ」(浅間茂・石井規雄・松本嘉幸共著)
 それと,こばしさんに教えてもらった「昆虫の?が!になる本(山と渓谷社)」(盛口満著)にもたしかアブラムシのことがあったはず…。

 やはり,これはアブラムシの卵でした。無性生殖で子供を産む(胎生)世代とともに,1年に1度有性生殖を行う世代が出現し,そのときにこのような卵を産むということです。
 そして,クリオオアブラムシがこのような,黒い卵を密集して産み付けるということでした。
わたしが見た木は,ぱっと見てコナラと思ったのですが…そういわれるととたんに自信がなくなりました。また,今度確認したいと思います。
 我が家に帰って,写真をじっくりと見てみる,いちばん上の写真にもたくさんのアブラムシの成虫が写っていました。こちらは,どうやらまだ生きているようです。有翅タイプのものは見あたりませんでした。

 今まで,ただの気持ち悪い昆虫だったアブラムシ…あまりじっくり見たり,調べたりしたことがなかったので今回の体験は貴重でした。でもやっぱり気持ち悪いことに変わりないですけど…。

(注)作者は昆虫の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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