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ヤマジノホトトギス

ユリ科 ホトトギス属                多年草
学名 : Tricyrtis affinis
( 山路の杜鵑草 ) 別名/−−
花 期  8〜9月
分 布 北海道(西南部)・本州・・四国・九州
生育地 山野の林内
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P475

H15 岡山県吉備中央町豊岡上(上)
H16.8.26 岡山県吉備中央町豊岡上 2005.8.21 岡山県「大平山」
 花被片(かひへん)は6個(外花被片3個と内花被片3個)。外花被片3個の方が幅が広い。
 雌しべは柱頭(ちゅうとう)が大きく3裂し,先端でさらに2裂する。花被片と同様な紫色の斑点があり,縁には腺毛(せんもう)がある。
 雄しべは,6個あり,内3個は3裂した柱頭と重なる位置にある。雄しべには模様がない。先端には大きな葯(やく)がつく。
花冠の中央部は紫色が集中している。
2005.8.21 岡山県「大平山」 2005.8.21 岡山県「大平山」
つぼみ。表面には腺毛(せんもう)が密生している。 未熟な刮ハ(さくか)。稜が目立つ。
2005.11.13 岡山県「大平山」 2005.11.13 岡山県「大平山」
熟すと淡褐色になり、先端から裂ける。 内部3つの部屋に分かれており,中には扁平な種子が重なって入っている。
H16.8.26 岡山県吉備中央町豊岡上 2005.8.21 岡山県「大平山」
茎は多くの場合斜上し、高さ30〜60p。 茎には下向きの毛がある。葉の基部は心形で、茎を抱く。


● 備 考 ●
  1. 吉備高原都市周辺では、セトウチホトトギスヤマジノホトトギスが圧倒的に多い。花を比較すると、セトウチホトトギスの方が、斑紋が濃い傾向があるが、個体変異の幅も大きく一概に比較はできない。両者を見分けるには、花糸(かし)の斑紋の有無を見るのが最も分かりやすい。
    セトウチホトトギスの花糸には、斑紋があるが、ヤマジノホトトギスの花糸にはこれがない。
    この他、岡山県内には、ヤマホトトギス、チュウゴクホトトギス、タマガワホトトギスの3種が分布する。
セトウチホトトギス ヤマジノホトトギス
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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