ユリ科カタクリ属カタクリ,学名:Erythronium japonicum,かのんの樹木図鑑
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カタクリ

ユリ科 カタクリ属                     多年草
学名 : Erythronium japonicum Decne.
( 片栗 ) 別名/ カタカゴ
花 期  3〜5月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 落葉広葉樹林内
参考文献
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P452
H17.4.9 岡山県吉備中央町
1週間ほど前に,半田山植物園で開花を見てきたが,やはり群生地は迫力が違う。栗林の林床にピンクの絨毯!とまでは,いかないまでも,あたり一面がカタクリだった。
図鑑で見たとおり,長い雄しべ3個,短い雄しべ3個,雌しべの先端が3裂している。淡紫色の花被片は6個あり裏側に反り返っている。3数性を示すのはユリ科の特徴。
H17.4.9 岡山県吉備中央町 H17.4.9 岡山県吉備中央町
おそらく地元の方が,手入れをされているのだろう。スッキリとした林床が広がっている。
2008.3.29 岡山県吉備中央町豊岡 2008.3.29 岡山県吉備中央町豊岡
2008年は少し早めの3月29日に群生地を訪れてみた。中には写真のように蕾が膨らんでいるものもあった。 カタクリの葉。独特の模様はどんな仕組みで作られ,どんな意味があるのだろうか。
2013.3.17 岡山県新見市哲多町
この地ではまだほとんどがつぼみで,局所的に数株が開花していた。3月29日に再び訪れた際には満開だった。
見どころ
早春に葉を展開し,
名の由来
本来,片栗粉の原料は本種であり,地中の鱗茎からデンプンが採取された。現在,市販されている片栗粉はジャガイモやサツマイモが原料である。今でこそ貴重な植物となったカタクリであるが,かつては,ごく身近な里山の植物であったことがうかがわれる。
岡山県情報
岡山県内では,中部から北部にかけ自生するが,分布は局所的である。早いところでは3月下旬から咲き始め,中国山地の尾根筋では5月下旬まで花が残る。
岡山県版RDB,環境省のレッドリストにはまだ上がってない。
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