ユリ科エンレイソウ属エンレイソウ

ユリ科エンレイソウ属エンレイソウ，学名：Trillium sallii，かのんの樹木図鑑
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ユリ科　エンレイソウ属　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多年草
学名　：　Trillium sallii （延齢草）　別名／－－
花　期	４～５月
分　布	北海道・本州・四国・九州
生育地	林内の湿ったところ
参考図書 (1)　畔上能力監修，山に咲く花，山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑２〉，1996年，P433 (2) 岡山県編，岡山県野生生物目録2009，岡山県生活環境部自然環境課，2009年


2007.4.28　岡山県立森林公園
ユリ科は通常，内花被片（ないかひへん）３個，外花被片（がいかひへん）３個を有するが，エンレイソウに内花被片はなく，外花被片３個のみがある。外花被片は紫色。雄しべは６個，柱頭は３裂する。

2007.4.28　岡山県立森林公園	2007.4.28　岡山県立森林公園
葉は長い柄の先に３個輪生する。葉には網静脈があり，初めて見たときはユリ科にはとても見えなかった。	花のない小型の葉も多く見かけた。

2012.4.29 岡山県立森林公園
2012年はエンレイソウをほとんど見かけなかった。積雪が多かったのでまだこれからなのか。

シロバナエイレンソウは，エンレイソウに似るが，外花被片がより長く２～2.5㎝で先端がとがり，内花被片３個は花弁状で白色(1)。分布は北海道，本州，四国，九州であるが，岡山県内には自生しないようだ。

アイヌ語のエマウリが変化してエンレイになったという説のほか，薬草の効があったので延齢という説がある。
（引用：山と渓谷社「山渓名前図鑑　野草の名前－春－」　写真・解説　高橋勝雄）　

岡山県内では北部を中心に分布する。

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