ユキノシタ科ギンバイソウ属ギンバイソウ,学名:Deinanthe bifida,かのんの樹木図鑑
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ギンバイソウ

ユキノシタ科 ギンバイソウ属                  多年草
学名 : Deinanthe bifida
( 銀梅草 ) 別名/ −−
花 期 7〜8月
分 布 本州(関東地方以西),四国,九州
生育地 山地の渓谷
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P265
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本U離弁花類,平凡社,1982年,P154
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2012.6.10 岡山県新見市
茎は直立して分枝せず,高さ40〜70pに達し,全体に粗い毛がある。
2012.6.10 岡山県新見市
葉は対生(たいせい)。葉身は長さ10〜20p,葉縁には鋸歯(きょし)があり,先端は2浅裂する。
2012.6.22 岡山県新見市
花序は頂生(ちょうせい)する。6月下旬はまだ,つぼみ。
2012.7.21 岡山県新見市
花序は,10〜20個の花があり,両性花と数個の装飾花からなる。
2012.7.21 岡山県新見市 2012.7.21 岡山県新見市
両性花は花弁が5個で,中央に雌しべが1個,周囲に多数の雄しべがある。萼裂片は5個あり,果期まで長く残る。 装飾花は,花弁状の萼片3個からなり,雄しべや雌しべ,花弁はない。
2012.7.21 岡山県新見市
ふつう,装飾花をもつ植物の両性花は目立たない場合が多いが,本種の両性花はボリュームたっぷりで,装飾花よりも目立っているように思う。
2012.8.24 岡山県新見市
果期に入ったギンバイソウ。果柄はすべてうつむき気味に湾曲し,白かった装飾花も黄緑色に変わっている。刮ハ(さくか)は熟すと5裂し,長さ約1oの線形の種子を出す。
ギンバイカは,フトモモ科ギンバイカ属の常緑低木。マートルという名でよく出回っている。系統分類上は全く異なるが,名前がよく似ているため私はよく間違えそうになる。
名の由来
「銀梅草」と書く。白い花を梅になぞらえたのだろう。「梅」は多くの植物名に登場するが,@5弁花であること,A雄しべが多数あることが多いように思う。
岡山県情報
岡山県内では,中部から北部にかけて分布するが多くない。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。
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