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アレチウリ

ウリ科 アレチウリ属                   1年草
学名 : Sicyos angulatus L.
( 荒れ地瓜 ) 別名/−−
花 期  8〜9月
分 布 北アメリカ原産
生育地 河原,荒れ地,崖     
参考図書
 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P121
 全国農村教育協会「日本帰化植物写真図鑑」P199


2005.9.17 岡山県真庭市美咲町
円心形で5〜7浅裂する。両面ともざらつく。
2005.9.17 岡山県真庭市美咲町
いずれも雄花。左は黄色い花粉を出しているが,右はまだ。葯(やく)も花糸も合着しており、一見すると雌しべにみえる。葉腋から長い柄を伸ばして立ち上がり、まばらに雄花をつける。
2008.10.25 岡山市御津 2008.10.25 岡山市御津
雌花は頭状に集まってつく。花柱は3個。 花期が終わり、子房がふくらんできている。
H15.9.28 岡山県吉備中央町「宇甘渓」
こんぺいとうのような形の果実。複数の液果が集まってできている。表面は,柔らかい毛に覆われている。
2008.10.25 岡山市御津 2008.10.25 岡山市御津
液果(えきか)は簡単に指でばらばらにすることができる。 完全に熟すと茶褐色になり、長く枝に残っている。
2008.10.25 岡山市御津 2008.9.6 岡山県美咲町
種子は扁平で淡い褐色をしている。 巻きひげで他のものに絡みつき上に向かってのびるのも得意。

●備 考●
  1. 河原でこんぺいとうに毛が生えたようなおもしろい果実を見付けた。優しい感じの葉から,畑の作物が逸出したのかと思ったが,図鑑を見てアレチウリであることが分かった。北アメリカ原産のつる性の1年草で,1952年に静岡県で見つかって以降,全国に分布を拡大してきた。こんな岡山の片田舎までよくやってきたと思ったが…よくよく観察すると至る所で繁茂しているのが分かってきた。
    「岡山県野生生物目録2003年度版」では、岡山県南部に多く、中部では少ない、北部にはないとなっているが、2008年現在では、中部はおろか、北部でも普通に見られるようになっている。
 
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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