トウダイグサ科トウゴマ属トウゴマ,学名:Ricinus communis,かのんの樹木図鑑
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トウゴマ

トウダイグサ科 トウゴマ属                         1年草
学名 : Ricinus communis
( 唐胡麻 ) 別名/  ヒマ(蓖麻),カラエ
花 期
分 布 東アフリカ,インドが原産地と考えられている。
今日では世界中に分布している。
日本には中国から平安時代初期に,アメリカから江戸時代末期に導入された。
今日では,西日本を中心に逸出し,野生化している。
生育地
参考図書
(1) 清水矩宏/森田弘彦/広田伸七編・著,日本帰化植物写真図鑑,全国農村教育協会,2001年,

2012.10.21 岡山市御津虎倉(栽培)
日本では1年生の草本であるが,原産地では木質化するという。上の写真は畑で栽培されていたものである。高さは人の背丈ほどだった。
果実もあったが,まだ茎の上部には花序も見られた。
花序は先端部に雌花,基部に雄花がつく。
2012.10.21 岡山市御津虎倉(栽培)
果実は赤くとげ状の突起に覆われている。熟すと3裂し,長さ約1pの楕円形の種子を出す。
2012.10.21 岡山市御津虎倉(栽培)
葉は直径が30〜40pある。掌状に7〜9深裂し,裂片の先端はとがる。
主脈は葉の紅色を帯びる。
縁には不規則な鋸歯がある。
種子からはひまし油(蓖麻子油)が得られ,薬用(下剤)や印刷インクの原料として利用価値が高く,中国,インド,ブラジルなどで栽培されている。しかし,種子にはリシンという毒タンパク質が含まれており,絶対に口にしてはならない。
栽培品種が多く,生花など観賞用にも用いられ,花壇でも栽培されている。
名の由来
原産地は東アフリカとされるが,日本には中国(唐)を経由して,平安時代末期に渡来してきたとされる。ゴマはゴマ科であるから全くの別種ではあるが,やはり有用性が古くから認められていたのであろう。
岡山県情報
花壇や畑でときおり目にする。西日本を中心に野生化しているそうだが,私はまだ野生化した個体は見たことがない。
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