イシミカワ

タデ科 タデ属           1年草 
学名 : Polygonum perfoliatum
( ) 別名/−−
花 期 7〜10月
分 布 日本全土
生育地 道ばた・田の畦・河原
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」P371


2006.9.27 岡山県高梁市有漢町
一見つぼみかと思ってしまうが、これはイシミカワの果実。花被が花期の後、肉厚になり、そう果を包み込んでしまう。中には、黒色で艶のあるそう果が1つずつ入っている。
花被は、もともとは緑色で目立たないが、果期になると、紅紫色や青紫色に変化する。また、花被は肉厚で水分を含んでおり、まるで果肉のような感じがある。これは、鳥などによる散布を狙っているのだろうか?
2006.9.27 岡山県高梁市有漢町 2006.9.27 岡山県高梁市有漢町
葉は互生(ごせい)し、きれいな三角形。葉柄にも下向きの刺がびっしりとある。 丸い葉は、苞(ほう)。つまり、花を守るための鱗片葉の一種である。苞の上には、そう果がある。
2006.9.27 岡山県高梁市有漢町
下向きの刺をつけるのは、タデ属の植物に多く見られる特徴。イシミカワの刺はかなり固く、手で触れると痛い。この刺を他の植物などに引っかけて、立ち上がりながら日光を求め成長する。また、これほど固く鋭い刺だと、動物からの食害を防ぐ効果もあるだろう。


 
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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