シソ科オドリコソウ属マネキグサ,学名:Lamium ambiguum,かのんの樹木図鑑
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マネキグサ

シソ科 オドリコソウ属                         多年草
学名 : Lamium ambiguum
( 招草 ) 別名/ ヤマキセワタ 
花 期 8〜9月
分 布 本州(神奈川県以西),四国,九州
生育地 山地の木陰,林縁
石灰岩地に多いという情報もある
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P143
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年,P91
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2012.8.24 岡山県新見市
上部の葉腋(ようえき)からシソ科らしい唇弁花を複数個つける。色合いが独特で,唇弁は濃い赤紫色で霜降り状に彩られている。また,唇弁の縁が白色で縁取られているのも印象的である。
2012.8.24 岡山県新見市
葉は対生(たいせい)。葉身は長さ3〜7pの卵形で,先端はとがり,基部は広いくさび形から切形。縁には粗い鋸歯(きょし)がある。葉脈は裏面に隆起し,表面には皺が目立つ。
2012.8.24 岡山県新見市
茎の断面は明瞭な四角形で,シソ科であることは容易に分かる。高さは40〜70pになる。
名の由来
花の形状が「手招きをしているよう」だということで「マネキソウ(招き草)」。特に上唇の立ち上がり方が,そう思わせるのであろう。
私が観察している間,マルハナバチの仲間がしきりに招かれていた。
岡山県情報
岡山県内では中部から北西部にかけての渓谷や林縁に分布するが少ない。岡山県版RDBで,準絶滅危惧に,環境省のレッドリストで準絶滅危惧に指定されている。
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