キランソウ

シソ科 キランソウ属 
学名 : Ajuga decumbens
( 金瘡小草 ) 別名/ジゴクノカマノフタ
花 期  3〜5月
分 布 本州,四国,九州
生育地 道ばたや庭の隅
参考文献 
※ 山と渓谷社「野に咲く花」
※ 山と渓谷社「野草の名前 春」 写真・解説 高橋勝雄


H17.4.10 岡山県「21世紀の森」
地面にはいつくばるように広がる。別名のジゴクノカマノフタは,そこに由来しているように思うのだが,意外と「地獄の入り口」はこんなふうに華やかなのかもしれない。
山渓「野草の名前ー春ー」※によると,「病魔に冒され地獄へいくはずだった人が,キランソウを煎じて飲むと,病気が治まり,地獄の釜の蓋が閉まって,死ななくなる,という意味でつけられた。」…とある。
漢字の金瘡小草は中国名だそうだ。雄しべの葯(やく)が金色に見えることによるのか,それとも金瘡(きんそう)=刀傷に薬効があったためか…どうだろう?
H17.4.10 岡山県「21世紀の森」
全体に縮れた毛が多い。シソ科はたいてい茎が四角形をしているが,キランソウは丸い。
花は唇形花(しんけいか)。


金瘡小草は中国名だそうだ。「金瘡」の意味を調べると…
三省堂提供「大辞林 第二版」
「金瘡(きんそう)」とは…
 (1)刃物による切り傷。刀傷。
 (2)切り傷の治療法。外科術。[日葡]
…であるそうだ。切り傷に薬効があるのかも知れない。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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