シソ科イヌコウジュ属イヌコウジュ,学名:Mosla punctulata,かのんの樹木図鑑
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イヌコウジュ

シソ科 イヌコウジュ属                         1年草
学名 : Mosla punctulata
( 犬香需 ) 別名/ --  
花 期 9〜10月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 山野の道端
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P169
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年,P82
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2012.10.27 岡山県加賀郡吉備中央町
高さは20-60pで直立し,分枝する。全体に細毛が密生し,紅紫色を帯びることが多い。
2012.10.27 岡山県加賀郡吉備中央町
花冠は長さ3〜4oで,淡い紅紫色。萼は長さ2〜3oで,果期には4o程度に伸びる。
2012.10.27 岡山県加賀郡吉備中央町
葉は対生(たいせい)。長さは2〜4pの狭卵形〜卵形で,先端はとがる。
葉柄は1〜2p。
表面には細毛があり,裏面は脈上に短毛が散生する。
縁には6-13個の低い鋸歯がある。
葉の鋸歯 萼の形 毛の有無 葉の形
ヒメジソ 4〜6対 上唇の先がとがらない 茎の稜のみに短毛 ひし形
イヌコウジュ 6〜13対 上唇の先が鋭くとがる 全体に細毛が多い 卵形〜長楕円形
名の由来
香需(コウジュ)は,シソ科ナギナタコウジュ属ナギナタコウジュの生薬名であるようだ。ネットで検索してみると,発汗,利尿,解熱,口臭予防などの作用がうたわれており,現在も利用されている。
ただ,本種は「イヌ」がついていることから,有用性のあるナギナタコウジュに対して,「役に立たない」コウジュとされているようだ。
岡山県情報
イヌコウジュは岡山県内全域にごく普通にみられる。
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