シソ科アキギリ属アキノタムラソウ,学名:Salvia japonica,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

アキノタムラソウ

シソ科 アキギリ属                    多年草
学名 : Salvia japonica  
( 秋の田村草 ) 別名/−−
花 期  7〜11月
分 布 北海道・本州・四国・九州・沖縄
生育地 山野
参考文献
・林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年


2011.9.27 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
雄性期の花。雄しべの葯(やく)は盛んに花粉を出している。雌しべの柱頭はまだ割れておらず未成熟である。花を訪れた昆虫の背中には花粉が付着する。
2011.9.27 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
雄性期の花。雄しべは下方にだらりと下がり,葯(やく)はすでにしなびている。雌しべの柱頭は2裂し成熟していることが分かる。
このように時期によって,雄しべと雌しべの位置を変えることで,自家受粉を防ぐ仕組みをとっている。
アキノタムラソウは,雄しべの方が先に成熟する「雄性先熟
(ゆうせいせんじゅく)」である。
2011.9.27 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
花軸は赤みを帯び,腺毛(せんもう)が密生していることが多い。小花柄は短く目立たない。
2005.9.18 岡山県高梁市有漢町
2005.9.18 岡山県高梁市有漢町
2005.9.25 岡山県「自然保護センター」
3〜7個の小葉(しょうよう)からなる奇数羽状複葉(うじょうふくよう)
青紫色の唇形花を数段に輪生する様子は,ヤマハッカ(Plectranthus inflexus)と似て見えるが,アキノタムラソウの葉は奇数羽状複葉で,花柄が短く目立たないのでよく見ると簡単に区別できる。
→アキノタムラソウとヤマハッカの比較
名の由来
学名「Salvia japonica」は,日本のサルビアの意味。通常花壇に植えられるサルビアは,ブラジル原産のサルビア・スプレンデンス(Salvia splendens)。アキノタムラソウと同属である。
岡山県情報
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system