ナス科ナス属イヌホオズキ,学名:Solanum nigrum,かのんの樹木図鑑
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イヌホオズキ

ナス科 ナス属                 1年草
学名 : Solanum nigrum
(犬酸漿)別名/クサナスビ,ヒタイホオズキ
花 期  8〜10月
分 布 日本全土
生育地 日当たりの良い畑・道ばた
参考文献
 山と渓谷社「野に咲く花」P157 ※1


H16.11.20 岡山県 H16.11.10 岡山県「阿部池」
白い花をつける。花冠は5深裂する。中央の黄色い部分が葯(やく)で,先端の穴から花粉を出す。これはナス属の特徴でもある。 まるで木本のようなどっしりとした茎。
H16.11.10 岡山県「阿部池」 H16.11.10 岡山県「阿部池」
葉はアメリカイヌホオズキに比べ,幅が広く厚みがあり,しっかりとした感じがする。互生(ごせい)
H16.11.20 岡山県 H16.11.10 岡山県「阿部池」
液果。アメリカイヌホオズキに比べると,数が多い。”果軸に散らばってつく”(※1)という記述には一致する。 こちらは,左写真よりも,果軸に散らばってついている様子がはっきりと分かる。また,アメリカイヌホオズキと異なり,光沢がないことも分かる。
見どころ
個人的に,イヌホオズキとアメリカイヌホオズキの区別に随分と悩まされた。
両者を比較してみると…
  イヌホオズキ アメリカイヌホオズキ 私     見
幅が広く,厚みがある。※1 幅が狭く,薄い。※1 感覚的な部分なので両者を見比べないと難しいかも。
果実 光沢なし※1 光沢あり※1 微妙。両者を比べると分かる。
果軸に散らばってつく※1 果軸の先端に集まってつく※1 明確で分かりやすい特徴。
4〜8個 3〜4個 個体差,環境による受粉の確率の違いがある。

全草にアルカロイドを含み有毒。乾燥させたものを竜葵(りゅうき)言い,解熱や利尿の民間薬として利用される。
名の由来
「イヌ」は,本物ではないもの,格の落ちるものに付けられる。つまり,本物のホオズキよりも,格下のホオズキという意味。
岡山県情報
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