ムラサキ科ルリソウ属ヤマルリソウ,学名:Omphalodes japonica,かのんの樹木図鑑
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ヤマルリソウ

ムラサキ科 ルリソウ属                     多年草
学名 : Omphalodes japonica
( 山瑠璃草 ) 別名/ 
花 期 4〜5月
分 布 本州,四国,九州
生育地 山地の木陰,道端
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P178
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本U離弁花類,平凡社,1982年,P67

2005.4.24 岡山県吉備中央町「大平山」
茎は斜上し,高さ7〜20p。全体に白い開出毛(かいしゅつもう)が多い。根生葉(こんせいよう)は多数あり,長さ12〜15pの倒披針形で,縁はやや波打つ。茎葉は上部にいくほど小さくなり,葉柄(ようへい)の基部はやや茎を抱く。
2004.4.18  岡山県加賀郡吉備中央町「宇甘渓」
2004.4.18  岡山県吉備中央町「宇甘渓」 2005.4.24 岡山県吉備中央町「大平山」
茎の先端に総状花序を出し,直径約1pの淡青紫色の花を次々に開花させる。
花の色には,赤味が強いものから青みの強いものまで変化がある。
花冠の中央の白っぽいところは,花冠の一部が発達したもので,蜜標
(みつひょう)とも言われている。花冠の内部に雄しべと柱頭がある。
2012.5.18 岡山県新見市
花期が終わると花柄は垂れ下がり,萼片(がくへん)が成長して子房を覆う。分果(ぶんか)は円形で中央がくぼむ。縁にはかぎ状のトゲがない。
種 名 分果の縁 根生葉 国 内 の分 布
ヤマルリソウ かぎ状の刺がない 茎葉より大きい 本州,四国,九州
ハイルリソウ かぎ状の刺がない 茎葉より大きい 本州(愛知県)
ルリソウ かぎ状の刺が並ぶ 茎葉より小さい 北海道,本州(中部地方以北)
エチゴルリソウ かぎ状の刺がない 茎葉より小さい 本州(福井県,新潟県)
名の由来
花色が瑠璃(るり)色であることから。
岡山県情報
岡山県全域に分布。
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