モウセンゴケ科モウセンゴケ属モウセンゴケ,学名:Drosera rotundifolia,かのんの樹木図鑑
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モウセンゴケ

モウセンゴケ科 モウセンゴケ属                多年草
学名 : Drosera rotundifolia
( 毛氈苔 ) 別名/ −−
花 期 6〜8月
分 布 日本全土
生育地 日当たりのよい湿地
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P308
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2004.5.23 岡山県自然保護センター
食虫植物。葉に腺毛(せんもう)がある。先端に水玉状に見える粘液に小さな虫が付着すると,巻き込むように湾曲し,腺毛から消化酵素を分泌する。
2004.5.23 岡山県自然保護センター
モウセンゴケが生えるのは,このような湿地。モウセンゴケにとっては貧栄養であることが大切で,富栄養になると他の植物に競争で負けてしまう。貧栄養な環境を,虫を捕らえることで栄養を補っているわけだが,光合成のみでも生育できる。
2015.7.7 岡山県自然保護センター
2009.7.19 岡山県自然保護センター
15〜20pの花茎(かけい)を伸ばし,直径1〜1.5pの5弁の白い花を総状に付ける。
見どころ
岡山県では,ナガエモウセンゴケDrosera intermedia )が,人為的に湿原に持ち込まれる事態が起こっているそうだ。ナガエモウセンゴケは,在来種よりも大型で繁殖力が旺盛であるため,在来種への影響が懸念されている。
名の由来
 モウセン(毛氈)とは,獣毛をフェルト状に加工して織物のようにした布。英語では,いわゆるカーペットに相当する。群生すると赤い毛氈を敷き詰めたように見えるところからこの名がつけられたとされる。コケと名がつくが,もちろんコケの仲間ではない。
 湿地に生息する世界最小のトンボハッチョウトンボも,しばしばモウセンゴケの餌食になるそうだ。
岡山県情報
岡山県内では全域の湿地に広く分布する。

岡山県内に自生するモウセンゴケ科の植物
(「岡山県野生生物目録2009年度版」より)
和名 生育状況 岡山RDB
カテゴリー
ナガエモウセンゴケ + +
イシモチソウ 準危急種
モウセンゴケ  
トウカイモウセンゴケ 準危急種
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