ミズアオイ科ミズアオイ属コナギ,学名:Monochoria vaginalis,かのんの樹木図鑑
ミズアオイ科 ミズアオイ属 1年草 | |
学名 : Monochoria vaginalis ( 小菜木葱 ) 別名/−− |
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花 期 | 9〜10月 |
分 布 | 本州・四国・九州・沖縄 |
生育地 | 水田・沼 |
参考図書 (1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P450 (2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年 |
2006.9.3 岡山県「自然保護センター」 | H16.8.15 岡山県「自然保護センター」 |
ミズアオイが花序を葉よりも上に伸ばすのに対して,コナギは葉よりも低い位置にひっそりと花を付ける | 葉もミズアオイに似ているが小型。厚みがあり,光沢がある。先端は尖り,基部は心形。 |
H16.8.15 岡山県「自然保護センター」 | |
代表的な水田雑草。放置しておくと水面を覆い隠すように繁殖する。 | |
2006.9.24 岡山県「自然保護センター」 | 2006.9.24 岡山県「自然保護センター」 |
水中に果実ができていた。 | 果実の中には小さな種子がたくさんある。上の茶色く変色した部分には,幼虫が入っており種子が食害されていた。 |
2013.9.24 岡山県加賀郡吉備中央町上野 | |
▲休耕田に生育していた。 |
水田雑草として知られるコナギだが,かつては,茎や葉を食用にしたらしい。そもそも「ナギ」は,ミズアオイの古名とされ,「小型のナギ」という意味からコナギの名で呼ばれるようになった。 水田雑草として農家から嫌がられるコナギに対して,ミズアオイは環境省のレッドリストで絶滅危惧,岡山県のRDBで絶滅危惧T類に指定されている。 |
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