キキョウ科キキョウ属キキョウ,学名:Platycodon grandiflorus,かのんの樹木図鑑
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キキョウ

キキョウ科 キキョウ属                         多年草
学名 : Platycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC.
( 桔梗  ) 別名/  
花 期 7〜9月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 日当たりの良い草地
参考図書
(1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P113
(2) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年
(3) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

▲花冠は釣鐘型で5裂する。
▲開花直前のつぼみ ▲葉は互生。長さ4〜7pの狭卵形で,鋭い鋸歯がある。
岡山県加賀郡吉備中央町「21世紀の森」
(1)雄しべが花粉を出している状態。
柱頭はまだ未成熟。
(2)雄しべが花粉を出し終わり,萎れている。
(3)雄しべはすっかり脱落し,柱頭が5裂している。
(右上)2004.815 岡山県自然保護センター,(左上,右下)2004.8.10 吉備中央町
キキョウは,上の写真のように,雄しべが先に成熟し,入れ替わって雌しべが成熟する。これは自家受粉を防ぐことが目的とされ雄性先熟(雄しべ先熟)と言われる。

雄性先熟や,逆に雌しべが先に成熟する雌性先熟(雌しべ先熟)の植物は,ほかにもいろいろあるが,キキョウはその様子を観察しやすいので,話題にのぼることが多い。
古来,根を咳止めとして利用したということ。
名の由来
漢名の桔梗を音読みしたもの。(1)
万葉集の山上憶良の「秋の七草」にある「朝顔」は,このキキョウを指したものという説が有力。
岡山県情報
岡山県全域に広く分布する。(2)
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