キク科キク属リュウノウギク,学名:Chrysanthemum makinoi,かのんの樹木図鑑
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リュウノウギク

キク科 キク属                        多年草 
学名 : Chrysanthemum makinoi 
(竜脳菊) 別名/−−
花 期  10〜11月
分 布 本(福島県・新潟県以西)・四・九(宮崎県)
生育地 日当たりのよい丘陵や山地
参考文献
1) 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P15
2) 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑11 日本の野菊」P30
3) 佐竹義輔ほか編,日本の野生植物 草本V合弁花類,平凡社,1981年


2005.10.30 岡山県「自然保護センター」 H15.11.2 岡山県「自然保護センター」
頭花(とうか)は,直径3〜4.5p。周辺部に白色の舌状花(ぜつじょうか),中央に黄色の筒状花(とうじょうか)がある。舌状花は,ときおり淡い紫色を帯びることがある。
2005.10.30 岡山県「自然保護センター」
筒状花(とうじょうか)の様子。周辺部からまん中に向かって開花していくようだ。もっとも外側の筒状花は,雌しべの柱頭がY字型に開いている。
H15.9.21 岡山県佐伯町「自然保護センター」 H15.9.21 岡山県佐伯町「自然保護センター」
総包片(そうほうへん)は,外片が線形で長く,内片と先端でそろうぐらいの長さ。 茎は細く,毛が密生し白く見える。
葉は,卵形または広卵形で,長さ4〜8p。3中裂し,縁には大きな波状の鋸歯
(きょし)がある。
葉の表面には短毛があり,裏面には,丁字伏毛
(ちょうじふくもう)が密生し白く見える。丁字伏毛とは,字の通り丁の字型をした毛である。
葉の基部はくさび形。
2010.11.03 岡山県加賀郡吉備中央町上野
2011.11.13 岡山県加賀郡吉備中央町「鳴滝森林公園」
生育環境。南向きの傾斜地に枝垂れるように生育している。細長い地下茎を出し,しばしば小さな群落をつくる。茎は高さ40〜80pで,まばらに分枝する。
名の由来
茎や葉に竜脳(りゅうのう)のような香りがあることに由来する。竜脳はボルネオやスマトラ原産のリュウノウジュ(竜脳樹)から採取される香料である。
岡山県情報
岡山県全域に広く分布する。
岡山県加賀郡吉備中央町の野菊
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