ケシ科キケマン属ムラサキケマン,学名:Corydalis incisa,かのんの樹木図鑑
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ケシ科 キケマン属                       2年草
学名 : Corydalis incisa
( 紫華鬘 ) 別名/ ヤブケマン
花 期  4〜6月
分 布 日本全土
生育地 やや湿ったところ
参考図書
(1) 山と渓谷社「野に咲く花」P324
(2) 金園社「気を付けよう!特捜100種」中井将善


2006.5.4 岡山県「鳴滝森林公園」付近
やや日陰の湿り気のあるところで群生しているのを見かける。高さは20〜50pにまで生長する。
2006.5.4 岡山県「鳴滝森林公園」付近 2006.5.4 岡山県「鳴滝森林公園」付近
花は茎の上部に総状につく。紫色の美しい花。後ろには距(きょ)が突き出る。 茎は断面が四角。みずみずしい質感で,傷つきやすい。
H16.4.18  岡山県「宇甘渓」 H16.4.18  岡山県「宇甘渓」
葉は2〜3回羽状に裂ける。縁が少し赤みがかっていることが多い。
2005.5.5 岡山県「宇甘渓」
若い刮ハ(さくか)。熟すと果皮が2裂し,種子をはじき飛ばす。
見どころ
●キケマン属の種子には,種枕(しゅちん)(=エライオソーム)というアリの好む物質が付属しており,種子はアリによって拡散される。同様の種子散布は,スミレやホトケノザ,カタクリ,クサノオウ,ジロボウエンゴサクなどにもみられる。

●ムラサキケマンは,ウスバシロチョウ(Parnassius glacialis)の食草として知られている。
●全草にアルカロイドを含み有毒。
名の由来
華鬘(けまん)とは,仏堂における荘厳具のひとつで,その煌びやかさに本種の花序を擬えた。
岡山県情報
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