ケシ科クサノオウ属クサノオウ,学名:Chelidonium majus var. asiaticum,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

クサノオウ

ケシ科 クサノオウ属                越年草
学名 : Chelidonium majus var. asiaticum
(草の黄,草の王,瘡の王)
別名/タムシグサ,イボグサ,チドメグサ,ヒゼングサ
花 期  5〜9月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 日当たりの良い道ばた,草地,林縁
参考図書
(1) 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P322
(2) 山と渓谷社「山渓名前図鑑野草の名前夏」


2005.5.5 岡山県加賀郡吉備中央町「宇甘渓」
黄色い花弁を4個平開する。中央には多数の雄しべと1個の雌しべがあり,雌しべはくの字形に湾曲している。
2007.4.28 岡山県立森林公園 2005.5.5 岡山県「宇甘渓」
花の下部にある毛の多い球形のものがつぼみ。 葉は1〜2回羽状複葉。
見どころ
種子には種枕(しゅちん)(エライオソーム)といわれるアリが好む成分が付着しており,アリがそれとともに種子を運ぶことによって散布される。
茎や葉を傷つけると,黄褐色の乳液が出る,全草にアルカロイド(プロトピン,ケリドニンなど)を含み有毒。かつては,民間薬として利用された。
名の由来
皮膚のできものやはれものを「瘡(くさ)」という。植物体を傷付けたときに出てくる黄色い汁を幹部に塗布したことから,「瘡の王」であるとの説がある。ヒゼングサ(皮癬草),タムシグサ(田虫草),イボクサ(揖保草)のいう地方名も同様の意味。
岡山県情報
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system