カヤツリグサ科 スゲ属 多年草 | |
学名 : Carex dispalata ( 笠菅 ) 別名/ ミノスゲ |
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花 期 | 4〜7月 |
分 布 | 北海道・本州・四国・九州 |
生育地 | 平地の水湿地 |
参考図書 山と渓谷社「野に咲く花」P519 |
● 備 考 ● カサスゲは,ミノスゲとも呼ばれ,かつて簑(みの)や笠(かさ)を作るために栽培されたそうである。今は,目にも止まることもないただの雑草だが,かつては生活と密着した植物だった。6月下旬頃刈り取り,乾燥,保存しておき,農業の合間に蓑や笠を作ったのであろう。 蓑や笠を作るのに最適な素材を身近な植物から選び出した先人の知恵と技術に敬服するともに,少し前までは,誰もがもっていた知識や技術が急速に失われつつあることを残念に思わずにいられない。 |
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