イラクサ科ミズ属ミズ,学名:Pilea pumila var. hamaoi,かのんの樹木図鑑
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ミ  ズ

イラクサ科 ミズ属                       1年草
学名 : Pilea pumila var. hamaoi
( みず ) 別名/ --
花 期 7〜10月 (雌雄同株)
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 山地の湿地
参考図書 
・佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年

2011.10.10 岡山県立森林公園
*近縁のアオミズと全体の雰囲気がよく似ている。また,岡山県内には両種が自生しており,上の写真についてもどちらか非常に迷った。下の表にまとめた特徴からミズと判断した。
2011.10.10 岡山県立森林公園
葉は対生(たいせい)。長さ2〜5cmの菱状卵形で先は鈍く,近縁のアオミズのように尾状にとがらない。葉の半分より上部に先端のまるい鋸歯が並ぶ。
2011.10.10 岡山県立森林公園
葉腋(ようえき)に雄花と雌花を混生する。
2011.10.10 岡山県立森林公園
茎は無毛で瑞々しく,根本に近いほど紫褐色を帯びる。「フィールド版日本の野生植物草本,平凡社」によれば,近縁のアオミズの茎は紫褐色を帯びないとのこと。
高さは20〜40cmになる。
葉の大きさ 葉の先端 葉の鋸歯 茎の色
ミズ 2〜5p 鈍くとがる 葉の上半分 紫褐色
アオミズ 3〜10p 尾状にとがる 葉の基部をのぞく全体 緑色
*参考資料 佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年
名の由来
全体が瑞々しいことによるのではないかと思う。
岡山県情報
岡山県のミズ属は次の5種(「岡山県野生生物目録2003年度版」)
 ・コミヤマミズ(P. notata) 
 ・ミズ(P. hamaoi)
 ・ヤマミズ(P. japonica)
 ・ミヤコミズ(P. kiotensis:準危急種)
 ・アオミズ(P. pumila)

* ミヤマミズの記載はない。
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まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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