イラクサ科ムカゴイラクサ属ミヤマイラクサ,学名:Laportea macrostachya,かのんの樹木図鑑
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ミヤマイラクサ

イラクサ科 ムカゴイラクサ属           多年草
学名 : Laportea macrostachya
(深山刺草) 別名/ −− 
花 期 7〜9月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 山地,亜高山のやや湿った沢沿い
参考図書 
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社<山溪ハンディ図鑑2>,1996年,P368
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2010.10.29 岡山県真庭市「神庭の滝」
高さは40〜80cm。葉は互生(ごせい),葉身は広卵形で長さ6〜15cm。先端は尾状に伸び,葉縁には粗い鋸歯(きょし)がある。葉柄は長い。
2010.10.29 岡山県真庭市「神庭の滝」 2010.10.29 岡山県真庭市「神庭の滝」
茎の上部に穂を伸ばし,多数の雌花をつける。写真はすでに果期。雌雄同株で,雄花は雌花よりも下の葉腋(ようえき)に円錐状に多数つく。(この時期はすでに雄花はなかった。)
2010.10.29 岡山県真庭市「神庭の滝」
茎や葉には刺毛(しもう)が散生する。刺毛の基部にはヒスタミンを含んだ液が含まれており,刺毛が折れた際に皮膚につくと,ひりひりとした痛みがしばらく続く。
▲雄花。雌花より下の葉腋に円錐状に多数つく。 ▲雌花。茎先端に長い穂を伸ばす。
2013.8.22 岡山県鏡野町「富栄山」
2017.7.26 岡山県真庭市蒜山下和
見どころ
茎の上部から長く伸びた雌花序が分かりやすい特徴。また,同じイラクサ科のイラクサは葉が対生(たいせい),本種は互生(ごせい)である。
名の由来
イラクサの仲間で,やや山地や亜高山に分布するため。じんましん(蕁麻疹)の語源は,イラクサの刺に触れた時のような症状を起こすことに由来するらしい。
岡山県情報
私見だが,吉備高原都市周辺では見かけず,新見市・真庭市などやや県北で普通に目にするようになる。
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