イラクサ科 カラムシ属 多年草 | |
学名 : Boehmeria nipononivea Koidz. ( 茎蒸,幹蒸 ) 別名/ マオ,クサマオ |
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花 期 | 7〜9月 |
分 布 | 本州・四国・九州・沖縄 |
生育地 | 人家近くの道端,林縁 |
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P386 |
2008.9.7 岡山県美咲町 | |
葉は互生(ごせい)。基部は心形〜円形,先端は尾状に長く尖る。縁には鋸歯(きょし)が並ぶ。表面はざらつき,裏面には綿毛が密生し,白っぽくみえる。地下茎でも繁殖し,群落をつくる。刈り込みに強く,草刈りを施された道端で,他の雑草をしのいで旺盛に繁殖している様子をよく目にする。 | |
2008.9.7 岡山県美咲町 | |
雌花序は,茎の先端近くの葉腋(ようえき)につく。緑色のイガイガは,雌花が集まったもの。 | |
2008.9.7 岡山県美咲町 | |
雄花序は,下部の葉腋(ようえき)につく。雄しべが4個ずつついているのが分かる。 | |
2008.9.19 岡山県高梁市 | 2008.10.25 岡山県美咲町 |
茎の上部の葉腋に雌花序,下部に雄花序がある。風媒花であることを考えれば,上部に雄花序があるのが都合がよいように思われるが,これも自家受粉を防ぐ工夫なのだろうか。 しかも,雌花序の方が明らかに数が多いのも不思議である。 |
葉の裏面に綿毛がなく,白味を帯びていないものを,アオカラムシ(var. concolor)という。 |
2008.9.6 岡山県美咲町 | |
ヤガ科のフクラスズメは,カラムシを食草にすることで知られている。左は葉脈を残してたべたカラムシの葉である。右がフクラスズメの幼虫。 |
●備 考●
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