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ドクダミ

ドクダミ科 ドクダミ属                     多年草
学名 : Houttuynia cordata
(  ) 別名/ 
花 期 6〜7月
分 布 本州・四国・九州・沖縄
生育地 半日陰地に多い
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P392

H16.6.13 岡山県自然保護センター
白い4枚の花弁に見えるのは,総苞片(そうほうへん)。ひとつひとつの小花に花弁がない代わりに,総苞片が花穂に彩りを添える。上の写真から,花穂の下部から咲き上がっていることが分かる。
H16.6.13 岡山県自然保護センター H16.6.13 岡山県自然保護センター
小花は,中央の花穂に多数つく。花弁も萼片もなく,雄しべと雌しべだけから構成されている。小花には,雄しべ3つがあり,花柱は3裂する。 花期を終えた状態。ふくらんできた子房のなかで種子がつくられている。
2009.6.7 岡山県吉備中央町 2009.6.7 岡山県吉備中央町
このような石垣からも…
上から種子がこぼれてきたのかな?
つぼみ。大切な花穂は4枚の総苞につつまれ,守られている。
H16.6.13 岡山県自然保護センター
葉は互生し,先端はとがり,基部は切形,縁は大きく波打つ。葉を傷つけると強烈なニオイがする。このニオイは,“デカノイルアセトアルデヒド”とよばれ,殺菌効果があるらしい。


●備 考●
  1. 子供の頃,畑の片すみにドクダミが群生していて,そこを歩くと強い臭気を発していたのを覚えている。ドクダミは,かつて民間薬として利用され,10種の薬効があるということから,十薬(じゅうやく)と呼ばれるほど重宝されていた。今思えば,畑のすみにドクダミを残していたのも昔の人々の知恵だったのかもしれない。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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