アカネ科ヤエムグラ属ヤエムグラ,学名:Galium spurium var. echinospermon,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

ヤエムグラ

アカネ科 ヤエムグラ属               1〜2年草
学名 : Galium spurium var. echinospermon
( 八重葎 ) 別名/−−
花 期  5〜6月
分 布 日本全土
生育地 人里近くのやぶや荒れ地,道端
参考図書 
林弥栄監修『野に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P127


2006.5.1 岡山県高梁市有漢町
藪の中でも上に向かってたくましく成長し,60〜90pにも達する。
2011.4.25 岡山県「池田動物園」
花はきわめて小さく,目立たない。花冠は4裂し,雄しべは4個ある。
2006.5.20 岡山県「半田山植物園」
茎には4稜があり,下向きのトゲが1列に並んでいる。これを他の植物に引っかけながら,上に向かって成長する。
葉は6〜8枚が輪生
(りんせい)しているように見えるが,本来の葉は2枚で,他は托葉(たくよう)が変化したもの。葉の裏面にも,トゲが並んでいる。
2009.5.16 岡山県美咲町
果実は2分果からなり,表面にカギ状の毛があり,服などによくひっつく。
ヤエムグラ属
 ・キバナカワラマツバ
 ・ヤブムグラ
 ・ヨツバムグラ
 ・ヒメヤエムグラ(G. gracilens)
 ・ホソバノヨツバムグラ
 ・オオバノヤエムグラ
 ・オククルマムグラ(G. trifloriforme)
名の由来
「むぐら(葎)」の意味を調べてみると,「広い範囲にわたって生い茂る雑草。また,その茂み。」(大辞泉)とある。また,「むぐら(葎)」は,“葎の宿”,“葎の角”など荒れ果てた様子を表すのに用いられることからも,あまりよい印象を持たれていないようだ。
「ムグラ」の名を与えられた仲間には,クワ科のカナムグラもある。やはり,下向きの鋭いトゲが並んでおり,人間にとってはうっとうしい雑草である。
岡山県情報
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system