アカネ科ツルアリドオシ属ツルアリドオシ,学名:Mitchella undulata,かのんの樹木図鑑
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アカネ科 ツルアリドオシ属 常緑多年草 |
学名 : Mitchella undulata Siebold et Zucc.
( 蔓蟻通し ) 別名/−− |
花 期 |
6〜7月 |
分 布 |
北海道・本州・四国・九州 |
生育地 |
山地の林内
(自然林,二次林,植林) |
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P100 |
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2007.9.23 岡山県立森林公園 |
薄暗い林床にへばりつくように生えていたが赤い果実が目を引いた。木本のアリドオシ(アカネ科)に非常によく似て見えるが,アリドオシのような刺はない。
茎は地面を這う。葉は対生(たいせい),表面に光沢がある。葉縁は全縁(ぜんえん)でやや波打つ。葉腋(ようえき)に白い花を2個ずつつけるが,子房が合着しているため,ひとつの球形の果実になる。その証拠に果実の先端に2個の萼片の痕跡がある。 |
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2012.2.11 岡山県総社市延原「御前神社」 |
御前神社の樹林は郷土記念物に指定されている。アカガシを優占種とする樹林の林床にツルアリドオシが多く見られた。 |
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つる性のアリドオシの意味。
アリドオシは,ツルアリドオシと同じアカネ科の常緑低木で,高さは約60pになる。常緑の光沢のある葉をもち,冬に赤色の果実を実らせる点が似ている。アリドオシは,センリョウ,マンリョウとセットにして「千両,万両,有り通し!」などとお正月の縁起物として知られる存在であるが,ツルアリドオシがそのように利用されるという話は聞かない。 |
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県下全域に広く分布する。 |
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