アカネ科アカネ属オオキヌタソウ,学名:Rubia chinensis var. glabrescens,かのんの樹木図鑑
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オオキヌタソウ

アカネ科 アカネ属                               多年草
学名 : Rubia chinensis var. glabrescens
( 大砧草 ) 別名/ 
花 期 5〜7月
分 布 北海道,本州,四国,九州
生育地 山地の林内(自然林・二次林)
参考図書
(1) 畔上能力監修,山に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑2〉,1996年,P100
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2012.5.18 岡山県新見市
渓谷の林縁に数ヶ所,群生していた。高さは30〜60p。葉は4個輪生する,この地では3段に輪生しているものがほとんどで,2段目の葉腋(ようえき)と茎の先端から花序を伸ばしていた。
2012.5.18 岡山県新見市
葉は卵形または広披針形で,先端はとがる。キヌタソウと似るが,葉柄が明らかにあるのが特徴。裏面には短毛が密生していた。
2012.5.12 岡山県新見市
つぼみ。
2012.5.18 岡山県新見市
茎の先や,茎上部の葉腋(ようえき)から,集散花序をのばし,直径3〜4oの緑白色の花をまばらにつける。花冠は4〜5深裂し,先端はとがる。花が小さく,まばらであるため,あまり目立たない。
2012.6.10 岡山県新見市 2012.8.24 岡山県新見市
左は未熟な果実。液果。球形で黒色に熟す。写真を見ると2分果からなるようだが,この後どう成熟していくのか楽しみ。
種名 分類 花期 葉柄
キヌタソウ ヤエムグラ属 7〜9月 なし
オオキヌタソウ アカネ属 5〜7月 あり
名の由来
キヌタソウ(アカネ科ヤエムグラ属)に似ていて,全体が大きいことによると思う。「キヌタ」は,果実の形を砧(布をたたいて柔らかくする木製の道具)に見立てたもの(1)とされているが,少なくともオオキヌタソウの果実はどう見ても砧に似ているようには見えないのだが…。
岡山県情報
岡山県内では,中部から北部にかけて分布するが,少ない。(2)
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