アカネ科オオフタバムグラ属メリケンムグラ,学名:Diodia virginiana,かのんの樹木図鑑
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メリケンムグラ

アカネ科 オオフタバムグラ属            1年草
学名 : Diodia virginiana L.
( メリケン葎 ) 別名/ −− 
花 期 7〜9月
分 布 北アメリカ原産(アジアの温帯に帰化)
日本では東海・近畿以西に分布
生育地 河原,放棄水田などやや湿ったところ
参考図書
(1) 全国農村教育協会「日本帰化植物写真図鑑」P230

2012.11.24 岡山県総社市見延
茎は基部で分岐し地面を覆い尽くすように群落をつくる。上の写真は田んぼの畦の群落。
2008.10.4 岡山県美咲町
葉腋に白い花をつける。花冠は先端で4裂し,上面には微毛が密生する。
メリケンムグラ メリケンムグラ
2008.10.4 岡山県美咲町 2008.10.4 岡山県美咲町
托葉(たくよう)は合着して膜状になる。茎には4稜があり,稜に沿って毛が生える。 未熟な果実
メリケンムグラ メリケンムグラ
2012.11.24 岡山県総社市見延
果実には毛が多く,上部には萼片(がくへん)が残る。
2008.10.4 岡山県美咲町
美咲町の個体は,やや湿った芝生の一部にはびこっていたもの。生育環境からはオオフタバムグラも考えたが,托葉の形状や葉の幅などから,メリケンムグラと判断した。
メリケンムグラ メリケンムグラ
2012.11.24 岡山県総社市見延
2012.11.24 岡山県総社市見延
葉は十字対生。広線形で全縁(ぜんえん)。質はやや厚い。
2014.9.6 岡山県笠岡市「梶子島」
梶子島のキャンプサイトに群生していた。
オオフタバムグラ属
現在,日本にはオオフタバムグラ属は2種が分布し,いずれも北アメリカ原産の帰化植物である。メリケンムグラ(本種)は,やや湿り気のある場所に多く,オオフタバムグラは,砂地がかった道端,芝生に多い。(参考:※1)
下写真の個体は,岡山市内のスーパーの駐車場でみかけたもの。特徴的にはメリケンムグラだが,腑に落ちないのはどう考えても「湿り気の多い場所」ではない。むしろ,乾燥した場所である。かといってオオフタバムグラでもなさそう。
不明のヤエムグラの仲間 不明のヤエムグラの仲間
名の由来
メリケンはアメリカの意味。アメリカ原産のヤエムグラの仲間という意味だろう。
岡山県情報
1969年に岡山県で発見された。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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