アカバナ科ミズタマソウ属ミズタマソウ,学名:Circaea mollis,かのんの樹木図鑑
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ミズタマソウ

アカバナ科 ミズタマソウ属                多年草
学名 : Circaea mollis Siebold et Zucc.
(水玉草) 別名/−−
花 期 8〜9月
分 布 北海道・本州・四国・九州
生育地 山野の林内,林縁
参考図書
 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花」P210
 北隆館「改訂版原色牧野植物大図鑑」P469
 佐竹義輔ほか編,「フィールド版日本の野生植物草本」,平凡社,1985年

2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
2008.9.19 岡山県高梁市「大平山」
花は萼片2個,花弁2個,雄しべ2個と「2数性」を示す。花弁は白色で先端から2中裂する。
子房にはつぼみの時期から,かぎ状の毛が密生している。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」 2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
2008.9.19 岡山県高梁市「大平山」
果実には,かぎ状の毛が密生する。果柄や花茎にはほとんど毛がなく,同属のウシタキソウ(牛滝草)と区別できる。果実の表面に溝がある。同属のタニタデの果実には溝がない。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
2008.9.19 岡山県高梁市「大平山」
葉は対生(たいせい)。葉身は長楕円形で,基部は円形〜くさび形,先端は細く尖る。同属のウシタキソウに比べると幅が狭いのが特徴。縁には,わずかな鋸歯(きょし)が見られ,裏面には微毛がある。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
茎には下向きの細毛がある。節は赤味を帯びることが多い。
ウシタキソウ 卵心形,心形 花柄や萼片の背面に柔毛が密生
ミズタマソウ 長楕円形,円形〜くさび形 花柄や萼片の背面がほぼ無毛
名の由来
ミズタマソウの果実には,かぎ状の毛が密生している。その毛に朝露が水滴となってつく様や,あるいは果実の形そのものが水滴に似ていることによる。
岡山県情報
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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