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2006.10.8 岡山県自然保護センター |
茎の上部の葉腋(ようえき)に黄色い花をつける。直径は2〜5pで,オオマツヨイグサよりも小さい。花弁・萼は4個,雄しべは8個で柱頭は4裂する。
花は一日花で,夕方から咲き始め朝方にはしぼむ。スズメガの仲間が夜間に花粉を媒介する。 |
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2006.8.2 岡山県吉備中央町 |
2006.10.8 岡山県自然保護センター |
マツヨイグサの仲間の花粉には粘り気のある糸がついており,これを粘着糸という。
この花の花粉を媒介するスズメガの仲間は,花弁などに止まることなく,ホバリングしながら吸蜜するので,体に花粉を付けることはなかなか難しい。この粘着性の糸により,スズメガの口吻に花粉を付着させるのが狙いだ。 |
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2006.8.2 岡山県吉備中央町 |
2006.8.2 岡山県吉備中央町 |
葉は細長く先端が尖り,縁には浅い鋸歯(きょし)がある。主脈が赤味を帯びていることが多く,他のマツヨイグサ属と区別できる。 |
同属のマツヨイグサ(Oenothera stricta)は,花がしぼむと赤味の強い色に変わるが,メマツヨイグサは若干赤味を帯びる程度である。 |
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2006.7.28 岡山県吉備中央町 |
2006.10.8 岡山県自然保護センター |
茎にも赤味を帯びることが多く,上向きの毛が生える。 |
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2006.8.2 岡山県吉備中央町 |
2006.10.8 岡山県自然保護センター |
メマツヨイグサは,アスファルトのすき間などの悪条件の場所にも多く見られる。 |
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