アブラナ科イヌガラシ属イヌガラシ,学名:Rorippa indica,かのんの樹木図鑑
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イヌガラシ

アブラナ科 イヌガラシ属               多年草
学名 : Rorippa indica
(犬芥子)  別名/−−
花 期  4〜9月
分 布 日本全土
生育地 道ばたや草地,田の畦などにふつう
参考図書 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」P312


2005.10.10 岡山県「安富牧場」
アブラナ科の果実は,角果(かくか)と呼ばれる。アブラナやナズナのような扁平な果実を短角果(たんかくか),イヌガラシのような細長い角果を長角果(ちょうかくか)という。
イヌガラシや,スカシタゴボウはいずれも長角果だが,イヌガラシの長角果は細く,湾曲するのが特徴。
H16.5.1 岡山県加茂川町
花はアブラナ科の特徴である十字形花。花弁は4個で黄色。
2005.10.10 岡山県「安富牧場」
葉は羽状に裂け,変化に富む。同属のスカシタゴボウよりも裂け方が浅い。高さは20〜50p。
冬はロゼットで越す。
2005.10.10 岡山県「安富牧場」 2005.10.10 岡山県「安富牧場」
また,スカシタゴボウよりも基部の茎の抱き方が浅い。 茎は独特の赤緑色を帯びる。
見どころ
イヌガラシ属の仲間
 ・イヌガラシ…角果は細い円柱形で湾曲する。長さ16〜20o。
 ・スカシタゴボウ…角果は卵円形。長さ5〜7o。葉は羽状に深裂する。
 ・ミチバタガラシ…イヌガラシよりもやや小型。花弁がない。
 ・コイヌガラシ
 ・キレハイヌガラシ…本州中部以北に帰化。
名の由来
イヌは「役に立たない」ことを意味していることが多いが,イヌガラシについては食用にもなり異論もあるようだ。ただ,田畑の雑草
岡山県情報
イヌガラシ属の中で岡山県全域で最も普通に見られる。
「岡山県野生生物目録2009年度版」には,イヌガラシコイヌガラシスカシタゴボウミチバタガラシの4種が記載されている。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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